娘の涙

いよいよあと数日で 娘の嫁ぐ日がやってきます。

結婚することが決まってからは 娘は彼とせっせと準備を進めていき、私たちには一切手こずらせないでここまでやってきました。
私も娘が社会人になってからは 生活パターンがまるで違うため、早く家を出て行って 私自身の生活を取り戻してノンビリ 老後?の生活を楽しみたいものだと考えていました。

昨夜、娘の帰宅を待って 主人と「これは私たち両親の結婚式のお祝いだよ」と差し出したものに 娘は「今まで育ててくれて 好き勝手にさせてもらったうえにこんなことまでしてもらうわけにはいかない」と言うのです。
主人も私も「お金はどんなに多くても決して邪魔にならないし、彼の手前 内緒にしておきたいのならヘソクリしておけばいいよ」と言っても ガンとして受け取ろうとしません。

そのうち、涙をポロポロ流し「お父さんお母さんの気持ちはとても有り難いのだけれど、今は受け取る気持ちにとてもなれないの」と言うのです。

自分達で全てを達成したいと思う気持ちがそんなに強いのかなァと思いつつ 娘の涙を見ているうちに 私はハッと気付いたのでした。

「そうだよね、結婚のお祝いという形であなたにこれをあげたら 嫁いでいくという気持ちが自分の中で強くなり、それが辛いんだよね?」と言うと 娘は「ウン」と頷くのでした。

「結婚して籍は抜けても ずっとこれからも親であるということには変わりないんだからね」と
私も話しながら涙が頬を伝わってきてしまい、「じゃあ 式が終わってからこの話はまたしようね」と慌てて寝室に引っ込んでしまったのでした。

そしてベッドの中で、今まで母親らしいこともロクにしないで来たけれど、娘はそれなりにこんな私と離れて生きていくことに一抹の寂しさを感じているのだなあと思うと 改めて娘を愛おしく思い、私らしくもなく眠れない夜を過ごしたのでした。



※ しばらく更新は出来ないかもしれませんが、訪問してくださったお友達には ゆっくり時間をかけてお返事したいと思っていますので 気長にお付き合い下さいね。
[PR]
by kinrenka-km | 2006-06-27 10:19